どうも。佐藤です。
今日は少し真面目に、圧迫骨折についてのお話です。
訪問マッサージの現場では、よく圧迫骨折を経験された患者様に出会います。
圧迫骨折とは、背骨を形成している椎骨が、過度な外力が加わることによって潰れてしまうものです。
上部の腰椎に好発するので、「圧迫骨折」と聞くと「腰椎圧迫骨折」と良くイメージされます。
高齢者などで骨粗鬆症の方に起きやすく、尻もちをついて転倒した時などによく起こり、
腰が曲がったり、身長が縮んだりする原因になります。
前かがみになることや寝返り、仰向けで寝ることなどで痛みが強くなることが特徴です。
そしてこの骨折、厄介なのは圧迫骨折しているのに意外と気づかないで生活している方が多いということ。
程度の軽いものだと「腰痛かな？」くらいしか痛みが出ないこともしばしば。
他の症状で病院に行き、けっこう昔の圧迫骨折が見つかることもあります。
気づかないうちに圧迫骨折が進行して「破裂骨折」になると下肢に痛みや痺れなどの神経症状が
出るようになり、症状が改善されにくくなります。
治療は、まずはコルセットなどを使用した保存療法が選択されることが多いですが、保存療法の期間が
終了しても症状が改善されない場合、手術の適応になることもあります。
圧迫骨折後の対応としては、保存療法などの期間が終了した後にお腹周りの筋肉達を補強するのが効果的です。
下腹部など深部の体幹トレーニングを行い、骨盤が前傾したり後傾したりするのを防いで腰椎の負担を軽減する
ことが目的です。詳しくは「ドローイン」「スタビライゼーション」で検索してみてください。
youtubeなどで動画があると思います。無理せずに鍛えていきましょう。
訪問マッサージでは、圧迫骨折の症状が進行して下肢に痺れや麻痺がある患者様にお会いすることが
多いですが、こうなると改善にはマッサージ・リハビリ・投薬などかなり時間がかかります。
ですので、少しでも「普通の腰痛じゃないぞ！？」と思ったらすぐに病院に行きましょう！
また、圧迫骨折の後遺症などで歩行が困難な場合、医師の同意書を頂き、健康保険適用でマッサージ治療が
ご利用いただけます。骨折しないに越したことはありませんが、お困りの方はお気軽にご相談くださいませ！
訪問マッサージ REGIUS
TEL：０１７２－８０－９２７５
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